2019年10月
10月31日
俺の春と秋の楽しみの一つ。
それは万博公園で一日のんびり過ごすこと。
すなわち読書、瞑想、昼寝。
先日行った際、お気に入りの場所は音楽フェスで騒がしく、日本庭園で一日過ごした。
後で調べてみたらフェスには山崎まさよしも出演していたようだ。
チケットは一応6,500円ということだったが、会場とそれ以外を分けるのはロープ一本であり、ロープそばのベンチに腰掛ければ横からの角度でステージこそ見にくいものの音は全く普通に聴ける。
要するに、万博公園で行われるライブはステージが見えなくてもいいのであれば、入園料の250円でタダ聴きできるのということではないのか?
ドリカムやら何やらちょこちょこやってるぞ。
まあ、そんなことをしていては世の経済が回らんな。
今週末も晴れたら行こうと思っている。
どうせ今の時期は何かの食フェスなどやってそうだが、何もやってなくてもそれはそれで良い。
ちゅうか、むしろ何もやっていない方が良い。
読書や瞑想に集中できるからな。
10月24日
俺も男なので欲しい腕時計の一つや二つはある。
一番欲しかったクロノグラフは社会人になって真っ先にローンで買った。
今、それには買った当時の10倍以上の値が付いている。
後はジャガー・ロベルソにパテックフィリップがあればいい...
そう長いこと思い続けていた。
けれども、この歳になって思う。
リスペクト系の腕時計も十分に面白いと。
すなわち、ロレックスリスペクトであれば例えば見た目はサブマリーナそっくりなのだが、よく見ればロゴが違う、そんな時計。
ちゃんとした別会社のロゴがあるので偽モノとは違う。
あくまでリスペクト。
そんな時計がこの歳になって好きになってきた。
俺が言いたいのはこうだ。
例えば2m離れた人物が俺の腕時計を見たとする。
おっ、デイトナか...
リスペクト系でそう思われることに男の人生の醍醐味がある。
反対に本物にもかかわらず偽物やリスペクト系にしか見えない、これは男として致命的だ。
そんなリトマス試験紙のような腕時計が今になって好きになってきた。
3,000円で買った安時計が30万円に見えるのであれば、これまでの男の生き方としてはひとまず合格であると言える。
それは今までの人生を歩んできた上で培った品格とでも言うべきか。
男でも女でもヴィトンのバック持ちをよく見掛けるが、似合っていると思うのは、まあ、100人に1人いるかどうかだな。
10月17日
関西人の風物詩、というよりも阪急沿線住民の風物詩というべきか、この季節になると宝塚線はもとより、神戸線であれ京都線であれ電車内広告の目立つ場所に宝塚音楽学校の生徒募集の広告が登場する。
日本全国学校は多々あれど、募集要項の一つに容姿端麗とあっても社会的に非難を受けないのは宝塚音楽学校くらいだろう。
一応説明しておくと、宝塚音楽学校とは宝ジェンヌの養成機関であり、この学校を卒業する以外に宝塚歌劇団の団員として舞台に立つ道はない。
とても厳しい校則や伝統的な決まり事で有名だが、どこかO嬢の物語の館を連想させるところもあり、案外M女にはドンピシャの学校ではないかと俺は思っている。
麗人と呼ぶに相応しい短髪の先輩に廊下の道を譲りながら頭を下げる快感がそこにはある。
二年間の学費が120万円にプラスアルファなので、金持ちの家の娘しか入れないというわけでもない。
高校卒業後、三度の受験チャンスがあるようだ。
スターとしてデビューするかはさておき、将来の進路が何も決まってない容姿端麗のM女学生諸君はとりあえず合格したらラッキーの気持ちで宝塚音楽学校の受験を真剣にすすめたい。
10月11日
キャベツが特価で売られていたので、以前からCMで気になっていた味の素COCKDO回鍋肉を買って作ってみた。
イマイチやな。
否、俺の舌に合わなかったと言うべきか。
俺にとっての回鍋肉とは高校時代、最寄り駅前にあった京都王将のレシピが基準であり、とにかく甘い味付けが特徴だった。
それに比べてCOOCKDOの回鍋肉はあまり甘さを感じない。
よって、残っていたキャベツ、テンメンジャン、砂糖を追加したらそれなりに俺好みの甘い回鍋肉になった。
回鍋肉はとにかく飯が進む。
唯一、俺が飯の友専門に作る中華料理、それが回鍋肉。
他の中華料理では飲みもするが、回鍋肉に酒は要らん。
そのかわりに飯は大量に欲しい。
漢字のネーミングが面白いので語源を調べてみたことがある。
本来、回鍋肉に使う豚バラ肉はある程度の厚切りであり、先ずはブロック肉を茹で、カットし、そして炒める。
そうやってあちこち鍋を移動するので回鍋肉だそうだ。
我が家のそれは薄切り肉で作るので同鍋肉とでも言うべきか。
月に一度くらい食うのにちょうどいいメニューではある。
10月3日
谷町六丁目にある居酒屋のスタンドそのだにはチャーシューエッグスという一品がある。
ハムエッグでもなくチャーシューエッグでもなく、チャーシューエッグスである。
「ス」が一つ付いただけでがぜん言葉の響きが良くなる。
説明も要らんだろうが、要するに半熟の目玉焼きが二つ乗っているということだ。
俺が初めてチャーシューエッグなる料理を知ったのが、記憶が確かであれば八千代食堂という名の筑地にあった食堂だ。
場外にある狭い食堂だったが、メニューは豊富だった。
あの店も豊洲に移転したのだろうか。
以来、チャーシューエッグないしチャーシューエッグスは家でも作るようになった。
ハムエッグよりだんぜん豪華に見えるのがよい。
そしてハムエッグより明らかに美味しい。
酒の肴にもいいが、ご飯のおかずとしても最高。
マッチョの激安チャーシューが買えた頃にはよく家で作ったものだが、最近ではマッチョも大人気になり激安持ち帰りチャーシューの販売を止めてしまったのは残念なところ。
ある程度の厚切りチャーシューで作ってこその一品なので、もう家では長いこと食べていない。
久々にそのだへ行くか。
スタンドそのだは昼間からやっている居酒屋なのだが、よくあるおっさん相手ではなく若者相手の店で、パクチー冷や奴等々他では見慣れないメニューも多い。
この店が家の近くでなくて良かったと思う。
もしそうなら休日に昼間から入り浸っていただろう。