アナル拡張

SM調教プレイにおける注意点の七番目としてアナル拡張を挙げたい。

単なるアナル調教ならいざ知らず、アナルの拡張を目的としたアナル調教ともなればそれほど愛好家の数は多くないと察するが、太めのバイブやスティックを愛用していたり、頻回にアナルセックスを楽しんでいれば結果的にはアナル拡張と同じことになる。

一部マニアにおいてはアナルフィストまで行われているようだが、その日常生活の不便さは察するに余りある。

アナル拡張の何がいけないのか?

単純に便が漏れるのである。

それが軟便ともなれば、本人の頑張りではもはやどうにもできない状況となる。

これはいけない。

あるいは脱腸。

一旦脱腸の癖が付いてしまうと頻繁に飛び出すと聞く。

アナルフィストと便漏れ及び脱腸は確実にワンセットであると考えて結構。

快楽のみに走って調子に乗って拡張していると、後々とんでもないことになる。

ただし、全く不可逆的というわけではないのでそこに一縷の望みはあるが、それでも無理な急拡張で筋が断裂でもすれば、極端な話一生オムツが友達となろう。

よって当サイト的には、アナル調教はSMにおいて重要な要素ではあるが、拡張につながる行為は理性によりほどほどに律する必要があると言いたい。

アナルフィストに至っては原則禁止だ。

アナルにビール瓶や一升瓶などを突っ込んで責めるのも月に1,2回程度であれば特に問題はないだろうが、これを嬉しがってしょっちゅうやっていると、あたなの愛奴が突然「漏れました...」ということになりかねない。

ここまでくれば生活のあらゆる面で不便を被ることになる。

重度になれば出歩くのも億劫になり、オナラもおちおち出していられない。

こうなれば悪循環で、より一層不健康な方向へとまっしぐらだ。

他人の趣味に対してあれこれ言うのも何だが、そもそもアナルに手首やコーラ瓶を突っ込んで面白いか?

最も、「じゃあ、マンコに手首を突っ込んで何が面白いのか?」と訊かれれば、返す言葉もないわけだが。

もし上記の事実を知らずにアナル拡張を受けているM女がいるなら要注意だ。

一度話し合うか、応じないようならさっさと別れるべきだろう。

便が漏れ始めても俺は知らんぞ。

どうしても拡張行為がしたいのであればアナルではなく膣拡張をすすめる。

少なくとも膣拡張はアナル拡張に比べれば漏れの問題はない。

それどころか、地獄の苦しみと言われる出産時の苦痛を相当和らげることにもなる。

いわゆる「太平洋」「ゆるゆる」「ガバガバ」になるのは避け難いが、それさえ気にしないのであればアナル調教ほどに気を使う必要はない。

ただし、膣拡張/フィストファックはまた別の面での注意が必要となるので、これは次項にて。

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