レイプ魔が婦女子を強姦する際に声を上げられないよう口を塞ぐのがさるぐつわ。

といっても特別な道具を用いるわけではなくて、手ぬぐいやタオルなどが使用される。

よく前歯の間を通るようなさるぐつわ(?)を見るが、あれはただのビジュアル的なお飾りで、

正しくは一枚の手ぬぐい等を口の中に詰め物のように入れ、更にもう一枚で外側を覆う。

こうすれば全く声がもれないわけだ。

世の中にはさるぐつわマニアなる人もいて、

彼らの手法や手ぬぐいの絵柄に対するこだわりは尋常ではない。

上記は昔に猿ぐつわマニアの老人から聞いたものだが、

「あなたは実際にそうやって女性を犯したことがあるのか?」と訊ねたところ、

「ある」と答えた。

戦後の混乱期だったそうで、その快感が忘れられず、

以来猿ぐつわの魅力に取り付かれていると言っていた。

我々は実際のレイプには無縁であるけれども、

この世界には犯されたいと願う女性も決して少なくはない。

そんな場合、ある種のイメージプレイによって願望を叶えてやるわけだが、

そこでさるぐつわが役に立つ。

やはり、これがあるとないとでは臨場感に差が出る。

猿ぐつわなしの場合、ともすれば途中から通常のセックスに戻りかねない。

また、いくらイメージプレイといったところで女性の騒ぎにより第三者に勘違いされる場合もあるので、

必須の小道具であると言ってもいいだろう。

例えラブホテルであれ、隣の部屋からただならぬ女性の叫び声が聞こえてきたならば

誰だって心配する。



上の老人いわく、強姦魔はまず最初に女性の声が出ないよう真っ先に配慮するという。

これは逆に言えば、もし貴女が万一襲われたとき、

決して言葉の自由を奪われてはならないということ。

相手が手慣れた者であれば口に物を詰めてくるので、その際に指を噛む。

噛み切るくらいの気持ちでいいだろう。

そこで相手がひるんだら、親指を眼球に突っ込んでから走って逃げるのが良い。



通常の責めにおいても猿ぐつわはかなり使える部類の小道具だ。

責める、あるいは責められるといった臨場感がより増すだろう。

また、息が荒くなれば多少呼吸困難となるので、

酸素不足によるトリップ状態へと誘うこともできる。



猿ぐつわをされれば言葉によって危険な状態であることを伝えられないので、

タップ等何らかのサインを事前に決めておく必要がある。



三角巾のような形で口を覆い隠すカサンドラという洋風の小道具があるが、

これは専らビジュアル面に重きを置いたものであり、

猿ぐつわとは明確に区別されなければならない。



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