簡易式三角木馬

M女に地味に人気があるのが、三角木馬による責めである。

昔、SMバーを持つのも悪くないと本気で考えたこともあるが、もし持つのであれば店の名は「三角木馬」にしようと決めていた。

マッチ箱のデザインも何となく頭の中にあったものだ。

店には複数台の三角木馬を用意し、連れてきたM女をそこに跨らせたら主はカウンターでのんびりウイスキーでも飲む...

なかなか素敵な空間だろ?

そんな憧れが今でもあるので、気が付けば簡易三角木馬なる責め道具を自作していた。

否、自作というにはあまりに簡単に製作できる。

手頃なサイズの子供用木製三角ブロックを四つ連結しただけの責め具である。

しかしながら、手軽に持ち運ぶことができて、その効果も申し分ない。

shadow写真館:簡易式三角木馬

注意しておきたいのは、元の状態であると喰い込ませるにはあまりに鋭角なのだが、だからといって削ったりしてはいけない。

このあたりの責め強度の調整はラブホテルであれば必ず置いてあるタオルを使って行う。

俺は後の消毒を楽にするためにも最低一枚は三角木馬にタオルを敷いている。

タオルによってマンコやアナルが直接木馬に当たらないようにするわけだ。

より強度を下げたいのであればタオルではなくバスマットを使えばいいだろう。

女を跨がしたら足首もきっちりと固定し、後はじっくり眺めて楽しむ。

苦痛の言葉、表情、脂汗...

これにオンザロックスのウイスキーと葉巻があればな、といつも思う。

目を閉じればSMバー三角木馬にいるようだ。

M女には地獄の時間、主には愉悦の時間。

静と動が互いにはっきりと二分する責め、それが三角木馬。

より責めたくなったら肩を下に押し下げてやればいい。

悶絶、ないしは絶叫が心地良く部屋に響くだろう。

止め時についてであるが、三角木馬責めは緊縛における血流停止ほど神経質になる必要はないと思う。

俺の好みは、

「これなら少し痛い程度かな?」

という具合の強度で長時間責めることだ。

きっちりと徐々に効いてくるので、その変化を楽しむのが好きだ。

shadow

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