曲責め
曲責めと聞いても「何のこっちゃ?」と感じる方が大多数だろう。
東西冷戦の頃のスパイに対する拷問ではヘッドフォンやスピーカーから大音量でメタル音楽や悲鳴を聞かせ続けて精神崩壊を誘うという方法があったが、そんなものとは全く違う。
もっと甘く、そして深いものだ。
曲責めはM女の、そしてあなた自身の最深部に刻印を残すものであり、その効力は死ぬまでに渡って及び続ける。
そういう意味において曲責めは容易な割に効果絶大である。
では説明しよう。
ある曲やアルバムを聴けば特定の時代や特定のシーンを思い出すということは誰にだってあるはず。
それが息抜きであれ移動中のBGMで何であれ、音楽を聴くということは無意識のうちに音楽記憶遺産を脳内に作っているということでもある。
よって、俺たちがぼんやりと音楽を聴いている時間というのは決して息抜きだけの時間にあらずというわけだ。
当然これはSM調教についても言えることで、例えば俺があるM女への責めの間中毎回ずっとデビット・ボウイの曲をかけ続ければ、彼女は以後の人生においてデビット・ボウイの曲を聴く度に俺や俺にされて責めのことを思い出す。
俺はそれを曲責めと呼んでいる。
それは決して意図的に消せない強烈な潜在意識へのインプットだ。
一見容易な責めではあるが、不可逆的という意味においてはTATTOにも匹敵する。
ただ対象が心であるのか、肉体であるかの違いのみだ。
俺もSM初期の頃はよく曲を流しながら責めたものだ。
俺のこと、今のこの瞬間の責めを忘れることは許さない...そんな思いからだったのだろう。
けれども、そういうこともいつの間にか止めてしまった。
今では忘れるのであれば忘れてもらっても全然構わない。
これは大人になったと言うべきか、若さを失ったと言うべきか。
それに加えて曲が邪魔に感じるようになったのだ。
SMにおいてはM女の漏らす声こそが最上の音楽であることは今更改めて言うまでもない。
ただし、曲責めを希望する者は自分で用意して持ってくればいい。
調教現場においてそれを流すこともやぶさかではない。
この場合、貴女のみならず同時に俺の記憶にも明確な足跡を残すことになるが、それは良しとしてやる。
ただし、アイドルとジャニーズは勘弁してくれ。
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