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31日
奇跡的にと言ってもいいだろう、トワイライトエクスプレスのチケットが取れたのでGWの北海道〜東北〜東京の旅が決定した。あるいは北海道をのんびり巡ってそのまま帰ってくるかもしれないが、とにかく26日にトワイライトエクスプレスに乗ることだけは決定した。料金は4万円弱。高いと感じる人もいるだろうが、狭いとは言え個室ホテルにのんびり泊まれて、朝起きたら札幌に着いているのだ。しかも、飛行機ならば道中の旅情もへったくれもないが、俺は現地での旅そのものと同等にトワイライトエクスプレスに乗車することが今から楽しみでならない。このワクワク料を考えればむしろ安い。というわけで今日早速職場で自慢しまくったが、俺同様別段電車に興味がなくてもトワイライトやカシオペアだけは特別で、大いに羨ましがられた。

27日
明日はNHK大阪ホールへ押尾コータローのライブを観に行く。本来なら京都公演を楽しみにしていたのだが、それがずいぶん先なので両方を観ることにしたのだ。早めに仕事を終えるつもりなので、1900時開演ということもあり一度行ってみたかった店で食事してから観に行こうと思う。翌日は休みなので最高の気分で観ることができるだろう。日曜は天気が良ければ桜見物を兼ねて京都を散歩、悪ければ心斎橋で行われるルオー展へ行く。まあ、俺はどっちに転んでも良い。

26日
近くにないのでたまにしか食えないがラーメン横綱が好きだ。関東にはあるのかないのか知らないが、京都大阪では馴染みのチェーンである。味はトンコツ醤油の一種類のみで、この潔さが良い。味噌やら塩やらゴチャゴチャと数種類も味がある店はあまり好かない。横綱ではいつも大盛りを注文する。この値段だけ考えれば、まあ安くもなく高くもないかなという感じだが、何よりここはネギが入れ放題で、それもかなりの量をテーブルに用意してくれている。俺はこのネギを親の敵のように入れまくるので、こうなると随分割安な値段となる。一応言っておくが何も単に無料だから入れまくるというのではなく、スープでくたっとなったネギが好きなのだ。チャーシューと併せて食べればビールのいいあてになると思うが、残念ながらやったことがない。今年の大晦日は年越し蕎麦ならぬ横綱での年越しラーメンもいいかなと思っている。大晦日なら昼間からラーメン屋で一杯やっても許されよう。で、帰って昼寝して夜はのんびり格闘技中継だ。本来なら長期旅行にでも行きたいところだが、今は親父と二人暮らしなのでそれは絶対にしないと決めている。話戻って、俺が好きな横綱のラーメンだが年々スープの量が減っているのは気に入らない。昔は升酒のごとく受け皿にこぼれる位並々とあったのが、今では多少揺れてもこぼれぬ。ま、天下一品のどけちスープよりはましだが。ここは必要最小限ぎりぎりの量しか丼に入っていない。味は好きな方なのでかた麺でスープが並々とあればもっと通うのだがな。注:昨年末執筆分

25日
JR京都伊勢丹で催されているフランス近代絵画展は素晴らしい。まるでひろしま美術館をそっくりそのまま京都に持ってきた感があるが、今向こうはどうなっているのだろう?、と心配になる程だ。次の日曜で最終なので今週平日にもう一度行くつもり。広島で見た時はゴッホやマティスに一番目が行ったが、今はルオーが一番素敵だと感じる。絵など朝描き始めて夜には終わるのが良いと考える俺にとっては最も憧れてはならない画家だが、好きになったものは仕方がない。おそらく俺の作風にも影響してくるのだろう。ま、なるようになれだ。

24日
朝青龍は好きか嫌いかと訊かれれば嫌いではない。相撲も立派な格闘技。格闘技には悪役の一人か二人いた方が面白いというものだ。悪役がいてこそ正統派も引き立つ。朝青龍の場合少々強過ぎるのが日本人の気にくわないのだろう。ずいぶんと叩かれたが、悪役にしてたまに見せるおちゃめな言動で許せてしまうような雰囲気を持っている。これを品格とは呼べぬが、人徳には違いない。モンゴルといえばばりばりの騎馬民族であったわけで、我ら農耕民族とは多少相容れぬところがあるのは仕方がない。逆に言えば、白鵬その他が馴染み過ぎなのだ。朝青龍が本番の前に廻しをパンと叩くのは見ていて爽快だが、そんな朝青龍をぶん投げるうな日本人横綱こそ強く望む。

17日
毎朝JRの高架下を通って職場に向かうのだが、タイミングを同じくしてブルートレインが通過する。先週は高架付近で首からカメラをぶら下げた鉄道ファンを多く見たが、今朝はもういなかった。ついに廃止になったのだな。取り立てて電車に興味があるわけではないが、もうあの独特の車両を出勤途中に見ることがないのかと思うと一抹の寂しさはある。

13日
昨日の続き。俺は楽天家ゆえすっかりチケットを取った気分でいるのだが、今は本を一冊入れていくならどれがいいかと思案している。車内の時間はたっぷりとあるので長編もいいが、長旅を考えると少しでも荷物を軽くしたい。よって今のところ中原中也の詩集が第一候補だが、漢詩もいいかなと思っている。ある程度基本さえ知っていれば、あるいは知らずとも、じっと漢字を眺めている内に何となく意味がわかってくるのが面白い。雄大な自然を感じる漢詩は日本海の風景を眺めつつ読むにはぴったりかな、と思う。けど、どうせ缶ビール飲んでいい気分になってるだろうし、ならば読みやすい中原中也に軍配が上がるのではないか、といったところだ。まだ結論はで出ないが、人生、こういう悩みは大いに結構なことではないか。

12日
俺が嬉しがって旅行の計画をあれこれ職場で話していたら、さる部署に鉄っちゃんがいるというので彼に「10連休を利用してトワイライトエクスプレスで北海道東北旅行を計画しているのだが」と相談してみたところ、私は手配方面はさほど詳しくないがという前置きの上で「チケットを確保するのは非常に困難」と、あっさり旅の夢も幻の如くの答え。ただし、大阪と青森を結ぶ日本海というブルートレインもあるので、そちらも視野に入れてみてはどうかという提案。さすが専門家は頼りになる。が、日本海は普段なら予約が取りやすいものの引前で桜祭のある四月下旬は混みやすく、また春のJRダイヤ改正により相次いでブルートレインが姿を消すのでちょっとしたブームになっており、やはりチケット取得は困難ではないだろうか、ということ。ま、ここで俺がごちゃごちゃ考えても始まらぬ。一ヶ月前に緑の窓口へ行って後はなるようになれだ。

11日
とりあえずビールの新商品が出れば発泡酒やらを含めて全て一度は飲んでみることにしている。以前の第三のビールは飲む気がしなかったが、懸命な企業努力の賜なのだろうジョッキ生では初めてそれなりに美味しいと感じたし、金麦とスパークリングホップは更にもう一段美味くなったように思う。我が家の冷蔵庫には親父の買うキリンゴールドと俺の買う金麦及びスパークリングホップがずらっと並んでいてなかなか華やかだが、ことデザインに関しては後者二種の方が良い。スパークリングホップは鮮やかなグリーン、金麦は青地に金文字で人間が最も高貴に感じる色の組み合わせとされている。これは例えばツタンカーメンの像などを思い起こせばよい。料理も器によって味が違って感じるがごとく、ビールにも当然それはある。注ぎ終えた空き缶は直ぐに捨てるわけでなし、厳密に言えばそれはしばらく食卓の席を彩るわけで、あまりに下らぬ缶の外観であればせっかく魯山人風の食器に盛りつけた料理にもケチが付く。ここまで考える人は少ないだろうが、一日頑張り終えて毎夜遅くに食事をする俺にとってそれは褒美でもあり至福のひとときでもあるのでいささかこだわりがある。腹が満たされれば良いという問題では決してない。しかしまあ、こうして気に入った発泡酒なり第三のビールは直ぐに市場から消えてしまうのはいかがなものか。新商品も結構だが、優れた定番こそ望む。

10日
ちなみにこの旅で食べてみたい、あるいは寄ってみたい場所を思いつくままに書くと、北海道の海鮮類、北海道ローカル線の車窓の風景、札幌味噌ラーメン、旭川ラーメン、旭川動物園、豚丼、スープカレー、ジンギスカン、小樽運河、五稜郭、津軽海峡、福光町、棟方志功ミュージアム、銀山温泉、きりたんぽ鍋、フルキャストスタジアム宮城、牛タン、六本木界隈の美術館、大江戸博物館、東池袋大勝軒、新橋の焼きトン。まあ、調べるにつれ後からどんどん増えていくだろう。

6日
実を言えば一昨日の雑記は去年末に書いたもので、以下は先月書いたもの。
来期4月からの年間休日カレンダーが届いた。やってくれるではないか、GWは何と10連休もある。当初は富山〜岐阜〜名古屋の予定だったが変更し、前から一度乗ってみたかったトワイライトエクスプレスを利用して北海道〜東北〜東京の旅にしようと思う。間違いなくここは金の遣いどころだ。豪快にいく。問題はトワイライトエクスプレスの乗車券が取れるかどうかだが、連休の初日が4月26日なので世間はまだGWには入ってないのではないか?だとしたら多少は取りやすいかもしれない。あくまでその日気分の旅の道だが、最終日は築地のきつね屋か東池袋大勝軒〜大江戸博物館〜新幹線で下阪と決まっている。20万円あれば足りるだろうか。

5日
行き当たりばったりの旅と言えば、俺の友達でそれをアメリカでやったやつがいる。いわゆるバックパッカーだが、事前に何の下調べもなしにとりあえずサンフランシスコまで飛んで、後は日々気分次第。最後はニューヨークから無事に帰ってきたが、「おまえ、ようやるわ。すごい行動力や!」と感心したら、「いやいや、昔おまえと九州を旅したとき、最低限の金さえあれば何とかなるというのがわかった」と言った。その友達とは若かりし頃一月ほど二人で九州をブラブラしたことがあったのだ。「けど、日本とアメリカとじゃわけが違う」と言えば、「同じさ」と答えた素敵な奴だ。

4日
おぼろげな計画だが、今年のGWは富山と岐阜を行き当たりばったりで旅してみようかと考えている。特に富山は行ったことがないので興味が大きい。海の幸が豊かなイメージがあるので食も大いに楽しめるだろう。次に岐阜に向かい、そして名古屋。こういう旅で頼りになるのが観光協会だ。名所あるところに観光協会あり。夜の宿が決まってないと昼間の散策もどこか地に足が付かぬものだが、俺は町の第一印象が気に入って今夜はここに泊まるぞと決めたならば、真っ先に観光協会へ駆け込む。「素泊まりでいいので今夜の宿を探しているのですが」と言えば、たいていの場合電話で部屋の空きを確認してそのまま予約までしてくれる。なぜ素泊まりかと言えば、当然夜は地元の店で地元の料理を食べるためだ。よほどの僻地でない限りホテルや旅館でありきたりのエビの天ぷらやらまぐろの刺身を食うなどあり得ぬ。観光協会がないような田舎町が気に入ったときは地元人に聞けば事足りる。ほとんどの場合において懇切丁寧に教えてくれるし、時には厚意により民家に泊めてくれたことも過去あった。とまあ、そんな旅を富山と岐阜でやろうかなという話だ。名古屋には定宿があるので探すには及ばない。本当を言えばそんな旅を北海道と東北でやってみたいのだが、そうなると休みが一週間でも足りない。まあそれはいつかの楽しみ。

3日
再開発。俺の大嫌いな言葉だ。ヘップFIVEの真横にいかにも再開発を食らいそうな細い路地があるのを知っているだろうか。ラーメン一風堂やら揚子江がある、あの細い筋だ。そこに大栄食堂という昔ながらの大衆食堂がある。棚にはじゃこおろしやらさば味噌が並んでいて麺類や丼ものも注文できる、建設現場の作業員姿がやたらと似合うあの食堂だ。キタの超一等地においてこんな古めかしい店が残っているのは平成の世の奇跡とも言えるが、ここも時間の問題だろう。ミナミもオリエンタルホテルがある場所は以前細い路地と共に実に魅力的な店があったのだが、ある日行ったら突然フェンスで囲われていて驚いたものだ。中崎町はいつまで無事でいられるだろうか?ま、繁華街の増殖が顕著なのはミナミの方なので、美園ビルがある辺りの妖しげな雰囲気もいつまで無事でいられるかどうか。

翌月の雑記へ