SM 110.com パソコン版トップページへ


30日

築地市場を検索してみれば幸い13日は商っているではないか。

また幸運が重なった。

これできつね屋に寄れる。

きつね屋と言うよりも大釜でモツをぐつぐつ煮込んでいる店と言った方がわかりやすいだろうか。

築地といえば魚だろうが、俺にはきつね屋のインパクトがあまりに大きい。

戦後の大阪を舞台にした開高健の「三文オペラ」ではスタミナ満点で低価格のモツ丼を主人公ががっつくシーンがあるが、その小説の丼とはおそらくこんなものであったろうという再現記事が産経新聞の夕刊に載っていた。

モツ好きの大阪人であるが(ちなみにこっちでは通常モツとは言わずにホルモンという)、それくらいにモツ丼というのは幻のメニューになっている。

それが築地のきつね屋で普通に食べられるのを発見したときは大阪人として驚き、かつ感動したものだ。

今回は丼ではなくて、もつ煮込み単品と肉豆腐を注文して真っ昼間から一杯やろうと思う。

次に同じ通りにある名物500円のまぐろずけ丼を食べた後はてくてく勝ちどき橋を渡って月島まで散歩し、レバフライだ。

月島といえばもんじゃが有名だが、実はレバフライも名物なのである。

どうせ連れがもんじゃ焼きも食べたいというだろうから、前回行った上州屋にでも案内してやろうか。

本家でもあるし。

一旦部屋(といってもカプセルホテルだが)に入って仮眠し、夜は六本木に行くつもり。

とまあ、一日目はこんな具合だ。

盆休みに新幹線を利用しようと思っている人は明日から一足早く予約受付が始まるのでお忘れなく。


29日

水面下では日々相変わらず切りまくっているが、先日ゴッホの実物を見てからというもの一気に作風の幅が増した。

切り絵は風景画に不向きだと勝手に思い込んでいたのだが、「おまえ、それは違うぞ」とアルルのゴッホが教えてくれた。

画集を観る限りでは決してそんなことは感じなかったので、やはり生で観るものだ。

その発見が嬉しくて久しぶりにトップの画像を代えてみたが、絵一枚でずいぶんサイトの雰囲気が変わるものだな。


28日

今年の盆休みは3泊4日で親友と二人グルメと阪神タイガース応援の東京旅行を計画している。

どうせ当たるわけがないと思いつつも東京ドームの巨人対阪神戦エキサイトシート三塁側を申し込んでいたのだが、日頃の行いが良かったのか、あるいはこれで運を使い果たしたのか、とにかくそれが当たった。

こんなこともあるのだな。

旅行にとんでもないビックなオプションが付いた。

エキサイトシートとはよく言ったもので、俺は既にエキサイトしている。

もしこれを転売したら二人分の往復交通費どころか宿泊費及び食費も全てまかなえて釣りがくるだろうが、そんな野暮なことはしない。

どこぞのCMではないが、物より思い出だ。

こんないい時期にエキサイトシートで巨人対阪神戦を見ることができるなんてどうせ一生に一度だろうから、記念写真撮ってきてチケットと共に写真立てに飾ろうと思う。


27日

いやあ、昨夜放送された山崎まさよしのライブは良かった。

何が良かったって二時間全くCMがなく、そのままDVDで発売してもいいような内容を流してくれた。

まだライブ観てから日が浅いので、当日の臨場感が生々とよみがえってきて、放送に見入るというよりも画面半分記憶半分という感じでずっと過ごした。

さてファンには嬉しい話だが、大阪と横浜で9月に再び彼のライブを観ることができる。

オーガスタキャンプとあるものの、どうやら二万人規模のソロ野外コンサートのようだ。

とりあえずプレオーダーを申し込んでみたのだが、2万人のキャパだから当たるだろう。

みすみす客を逃すようなことはすまい。

プレオーダーといえばイープラスでとんでもないプレミアチケットが当たったのだが、これはまた明日書こうか。


22日

今夜はみんな寝るの早いだろうな。

俺は9時には寝たいと思っている。

ブラジルとのガチンコ勝負などそうそう見られるものではないし、少しでもサッカーに興味あるのなら見ないと後悔するだろう。

明日は大阪ドームで野球観てどうせそれから終電あたりまで飲むだろうから、今夜9時からきっちり6時間半寝れるかどうかが重要になってくる。

不思議なもので寝ないといけないと思うと寝れないものだ。

昔、ある国家試験を受験するとき毎年前夜に寝れないで随分苦労したものだ。

まあ、そのプレッシャーに比べれば楽というか比べるべくもないが、とにかく今夜は缶ビール1本のことろを2本にしよう。

ちなみに、おかずはとん平焼きと冷や奴だ。

ではまた来週。


20日

土曜予定を変更し、自宅にてアマゾンから届く予定の茶木みやこのCDを待つ。

しかし待てど暮らせどベルは鳴らず。

夕方、晩飯の食材を買いに行こうと玄関出たら、それは既にポストに入っていた。

今まではいつも日通のペリカン便でサインも要ったのだが、なるほど、CD1枚ならメール便で届くのか。

さておき、長年の片思いが実ったごとく、おかげさまで聴きまくっている。

情報に感謝。


16日

茶木みやこという歌手を知っているだろうか?

俺はこの人の「幻の人」及び「アザミの如く棘あれば」のデジタル音源を約20年来切望しているのだが、未だ手に入らない。

そのそもデジタル音源があるのかどうか知らないが、何か情報があるならば求む。


15日

先週木曜日の話になるが、ゴッホ展へ行って来た。

「ファン・ゴッホの手紙」を数回読み返しているので準備は万端だ。

会場へ行っていきなり驚かされた。

というのも、予想外に空いていたのだ。

東京会場では平日でも相当の混雑と聞いていたので、行列に耐えられるよう水筒とおにぎりと本を放り込んで向かったのだが、チケット売場で俺の前にいたのはたったの二人だ。

実質待ち時間ゼロと言ってよい。

中に入ればそれなりの人がいたが、例えば「種をまく人」のど真ん前から「夜のカフェ」のど真ん前へすっと移動できる。

愛知万博のマンモス状態だと思いきや、これは嬉しい大誤算だ。

結局俺は会場をじっくり四往復した。

昼過ぎに行ってこれだから朝一番だったら更に快適に鑑賞できるだろう。

ということで、予定している人には木曜朝を薦める。

ところで「ファン・ゴッホの手紙」だがこれは大変な名著で、絵を描く人全ての必読書であると断言する。

はっきり言って俺はゴッホについて絵よりも手紙の方が凄いと思っているほどだ。

文庫もあるが一生ものの本になると思うのでここは一つみすず書房版4,800円を奮発しよう。


14日

ベンダーでジュースを飲もうと10円玉を8枚投入。

しかし、うち1枚が認識せずに何度も釣り銭のところに落ちてくる。

代わりを入れて、ジュース飲みながらその10円玉を眺めてみれば、まわりはギザギザで昭和28年とある。

ということは俺が生まれる前に鋳造され、憧憬の昭和三十年代も端から端まで体験し、人から人へと巡り巡って平成17年の空の下この10円玉は俺の手中にやってきた。

10円1枚に何か果てしないロマンを感じるではないか。

コイン収集家の気持ちが少し理解できた。

こうなると流通している中で最も古い年代はいつなのかという興味がわくが、今のところこいつを最年長記録として保管しておこう。

今度自販機でだだをこねる10円がいたら額面眺めてみればいい。

むかつくどころか、きっとそいつは尊敬に値するやつだ。


9日

俺が最も凄いと思う肩書きは医官。

アサルトライフルが撃てる医師。

これほど両極端が融合した仕事も珍しい。

それが女性であれば尚更だ。

(あるいは俺は医官というものを勘違いしているのか?)

アメリカでは軍人と弁護士が合体した職業もあるが、人間仕事でも性格でも両極端を併せ持つというのはとても魅力的に見える。

銀行員にして格闘家、アル中にして詩人、貞淑な妻にして実は淫乱、教師にしてオリンピック選手、社長にして屋台の主人...等々。

誰しも貼られたレッテルの正反対をやってみるというのはとても面白いことかもしれない。

俺が絵を描くのもいってみればそれの内だろうか。

「繊細なる丼勘定」にますます磨きがかかればよいのだが。


7日

昼休み、白の上着に黒点一つ。

小さく動くので何ぞ害虫かと思いぎょっとしたが、今ではすっかり珍しいてんとう虫ではないか。

指先を向けると何の恐れもなく登ってくる。

早く良い相手を見つけてたくさん種を残すがいい。

また淀川の土手にたくさん飛んでくれ。


6日

ご親切にもSW最新作シスの復讐のDVDをくれた友人がいる。

本当にご親切なやつだが、返しゃいいわけで、受け取った時点で俺も彼を責めることはできない。

既に前売り券を買ってあるので劇場で観るまでは封印するつもりでいたが、俺のその意志が保たれたのはわずか二日だった。

そりゃあ、見るわな。

以下内容に触れるが、続きは掲示板の方にでもアップする。

読みたい人だけどうぞ。


2日

情熱大陸で、全国を鉄道で巡りつつ駅々の天ぷらそばを食べ歩いている先生がいたが、駅そばは天ぷらそばに限るというのは俺も同感だ。

例え懐が寂しくとも男なら決してかけややきざみなどは頼まずに黙って天ぷらそばを選びたい。

なぜ天ぷらそばなのかと訊かれれば難しいが、天ぷらのさくさく感、最後の方のつゆが染みたしなしな感、大の男がかけではあまりにもの悲しい多少の見栄、腹もちが少々アップ、最後の一口底に残った七味ネギ天かすをつゆと共に飲み干したときの満足感及びほっこり感等々...

それら諸般の問題がたかだか50円、80円で解決できるならやはり天ぷらそばだろう。

そう食べ歩いたわけじゃないが俺的にお薦めなのは、十三駅構内にある阪急そばとJR明石駅にあるタコ天そば。

前者は阪急そばグループにおいて唯一仕入れではなくそこで天ぷらを揚げているので、味の違いは説明不要だろう。

後者は文字通り桜えびのかわりにタコが入っていて衣もさくさくだ。

ちなみに、駅そばではないが難波にある松屋は俺の大好きな店で、ここで500円も出せばあまるで貴族にでもなったような豪華なそばが食える。


1日

毎月勝手に送られてくる普段は封も切らずにそのままゴミ箱行きのCLUBスカパーをたまたま読んだら、山崎まさよしの今ツアーの模様が早速今月26日にオンエアされるとある。

気付いてラッキー。

フジテレビ721というチャンネルだが、スカパー入っている人ならたいてい見ることができるチャンネルなので、行った人、行ってないけど興味があった人は要チェックだ。

ちなみに放送されるのはツアー最終日の模様とドキュメントとある。

スカパーも入っていればたまには役に立つ。


翌月の雑記へ