SM 110.com パソコン版トップページへ


31日

週末、もう20年以上も使っている皮の財布が誰の目にもボロボロの状態になってきたので、ついに新しいのを買いにいった。ここは予算をけちるべきところではないので、皮製の長財布で質の良いものを求めたいということで10万円を封筒に入れ、梅田の街へ出た。見て回ったのは各百貨店及び阪急メンズ館、LOFT、ヨドバシカメラだ。ブランド物を中心にチェックして回ったが、結果、俺が購入したのはヨドバシのセレクトショップで見付けたドイツ製の5,000円の皮財布だ。タケオキクチの3万円の財布と迷ったが、純粋に気に入った方を選んだ。5,000円とは金額的にはいささか拍子抜けだが、予算度外視で尚かつ気に入ったのだからいい買い物だ。余った予算で江戸前鮨でもと一瞬考えたが例によって市場寿司へ行き、残金は元の口座に戻した。金の使い方のことになるとどうも小心者になってしまう。

27日

スシローだって馬鹿にしたものではない。あの値段で腹一杯寿司を食べさせてくれるのだから、俺にとってはありがたい存在だ。それを「回転寿司などそもそも寿司の内に入らない...」などと妙に通ぶる輩がたまにいる。こういうのに限ってもし高級店で安いネタが入っていても全く気付かない程度の味覚だったりする。高い寿司が無条件に旨いのではない。その味が分かる舌で食べてこその値打ちだ。もしそれが分からないというのであれば高級鮨店ほどコストパフォーマンスの悪い店もない。何事も分相応、舌相応。で、スシローの話やな。俺はスシローに行く際に必ず持っていくものがある。ハサミだ。何に使うのか?わさびの入ったアレの四隅の一角を切るためだ。手で千切るための切り込みがあるが、この方法ではダメだ。ハサミを使って一角だけをちょっと切る。そうすれば好みの量のわさびを寿司ネタの上に綺麗に盛ることができる。江戸前鮨であれスシローであれ、俺は両者共に最大限楽しみながら美味しく食べたい。そのためのハサミである。スシローには必須だと思うが、こんな食い方をしている客を他に見たことがない。ちなみに、俺がスシローで好きなネタは赤エビとタラコだ。赤エビは一カン100円の価格金額だけあって、そのクオリティーは通常の寿司屋に迫るものがあり、まるで脂の乗った人妻を抱くようなねっちりとした食感が楽しめる。タラコが好きなのは単純にタラコ自体が好きなのとマヨネーズが山盛りだから。俺は軽度のマヨラーでもある。

上記の文章を書いていたら久しぶりに食べたくなってスシローへ行ったはいいが、何と俺の大好きなタラコがメニューから消えているではないか。なんでや?決して人気がなかったとも思えないが。仕入れ価格の高騰か?マヨネーズのたっぷり盛られたタラコを軍艦で食べるのが大好きだったのだがな。こんなジャンクな寿司は普通の寿司屋にはないので復活を切に希望する。

24日

先日、晩酌の〆の茶漬け用にとコンビニの塩むすびを買って帰った。過去、具入りのおにぎりは幾度となく買って食べてきたが、具が全くない塩むすびを買ったのは今回が初めてだ。で、飲んだ最後に茶漬けという気分でもなくなったので、そのまま食べてみたが、これがなかなか旨い。いや、かなり旨い。コンビニで売られているおにぎりの中ではこれが圧倒的に一番美味しいと思う。塩の案配といい崩れる一歩手前の握り方といい、並々ならぬ企業努力を感じる。次からおにぎりを買うときは迷わず塩だ。未経験の方は一度試されたい。

20日

昨今、ツバメの糞害で巣を撤去する例が増えているらしい。家の軒先で糞をされれば確かに気持ちの良いものではないだろう。けれども、大きな声で鳴くわけでもなし、楽しそうにスイスイと飛び回るその姿を見れば微笑ましい気分で掃除できると思うのだがな。むしろ我が家には積極的に巣を作ってもらいたいくらいだ。親父が庭の木に輪切りのみかんなどを吊しているので、我が家にはメジロやら何やらいろいろな鳥が集まってくる。なので、ツバメが我が家に巣を作ることは残念ながらないだろう。毎年、畑で実ったさくらんぼはほぼ鳥に持って行かれる。まあ、いいではないか。トウモロコシなどはたくさんのカナブンが実に潜ったり葉に取り付いたりで遠目には真っ黒に見える程だ。よほど甘くて旨いのだろう。全くの無農薬だしな。よって、トウモロコシの種は蒔くものの口に入ることはない。今はサツマイモが全盛期だ。毎日食卓を賑わわせてくれている。ありがたいことだ。ちゅうか、ツバメの話を書こうと思ったのだがな。毎朝、瞑想する俺の頭上でツバメがスイスイ飛んでいる。ツバメというのはどうも他の鳥に比べて楽し気に飛んでいるように見える。羽ばたきが少なく、急ターンするからそう見えるのだろうか。自由気ままに飛んでいるその姿は見ているこっちまで何だか大らかな気持ちになってくる。俺には毎朝のありがたい存在だ。

17日

近所のスーパーで生の状態で売られていた渡り蟹というものを初めて食べてみた。手足をもいで胴体のみを10分ほど茹でただけの調理だが、まあ、それなりに美味しかった。中国人が好んで上海蟹を食べているのでどんなに旨いものかと期待したが、日本海の蟹には遠く及ばない。もったいないのでもいだ手足はカニ汁にした。酒を飲んだ後の魚介類の味噌汁はしみじみ旨い。この時期にたかだか680円で蟹の味を楽しめるのだから、こういうのもたまにはありか。なかなか面白い秋の夕げだった。

13日

何やら大ヒット中だそうで、そして韓国でも当日券が4分で売り切れたというニュースの見出しに釣られて「君の名は。」を先週末の連休に観に行ってきた。これから観に行く人もいるだろうから詳しい内容には触れないが、シナリオにパラレルワールドを入れた時点で俺の評価はそう高くはならない。それほど酷いパラワ(意味もなく略してみた)ではなかったが、これをやってしまった時点で登場人物が生きようが死のうが何をやろうが、もう何でもありということになってしまう。そういう意味においてパラワは禁じ手といってもよいが、この映画ではそれを核に使っている。最も、同日に観たもはやお祭り映画になりつつある「ジェイソン・ボーン」よりは遙かに面白かったが。劇場の予告編ではSTARWARSのスピンオフ映画の映像を初めて見たが、公開は12月ともう直ぐではないか。その割には全く盛り上がってないな。ファンとしては少し寂しいところだ。これからなのか?

6日

今日は俺流のハンバーガーの食べ方を伝授しよう。用意するのはマクドナルドであればチーズバーガーやチキンクリスプ、そして玉ねぎだ。ハンバーガー2個につき玉ねぎ半分をスライスしたら水にさらす。ハンバーガーをレンジで暖め、上のパンズをどけてパティの上にこれでもかと玉ねぎを山盛る。盛ったらそこにマヨネーズやらケチャップ、カレーパウダーやチリパウダー等々をその日の気分で適当にかける。後はパンズを戻して出来上がり。冷たいビールと共にかぶりつくべし。このひと手間でマクドナルド特有のジャンクっぽさは見事に消えて100円のハンバーガーでもそれなりに美味しく食べられる。バーガーキングのチーズバーガーでこれをやれば尚更美味しい。まあ、先ずはマクドでやってみ。はまれば二週に一度は食べたくなるだろう。俺は特にパクチー入りのアジアンバーガー風が気に入っている。

3日

俺の愛する市場寿司が今日の新聞紙上を賑わしていたな。「外国人客に対して通常の2倍のわさび」を入れていたそうだ。見出しだけ読めば完全に嫌がらせだが、店をよく知る俺に言わせればちょっと違う。というのも、特に市場寿司の心斎橋店ではかなりの確率でカウンターの隣の席に韓国の整形美女がいたりする。彼女たちは揃いも揃ってわさびを追加で頼むのだ。すると寿司置きの端にガリを添える要領でわさびをどかっと盛ってくれるわけだ。キムチ文化ゆえの辛いモノ好きに加えて追加のわさびは無料であるという情報もネットで広く知られているのだろう。そして、一口に辛いといっても唐辛子とは全く異質の辛さであることに気が付いた彼女たちは追加したわさびの大半を残して店を出る。俺はそんな光景を今まで何度目にしたことか。店側にしても常々思うところがあったに違いない。そして今回の報道となったのだろう。彼女たちはほぼわさびを追加するので、決して嫌がらせのつもりではないという店側の主張が俺には理解できる。しかしながら、一緒に握ってしまってはわさびを残すという選択肢が与えられていない点に問題がある。例えれば俺がメキシコでタコスを注文したとして2倍のホットソースを振られるようなものだ。最も、食文化として考えれば寿司のわさびは本来別添えで食べるべきものではない。今報道で店には抗議や嫌がらせの電話が続いているそうだが、俺の市場寿司に対する評価は微塵も揺らがない。どうかいつまでも今の値段と雰囲気で美味しい寿司を食べさせて頂きたい。特に渦中の心斎橋店さん、これからもよろしく。