26日
俺と阪急との付き合いは長い。中学になってキタやミナミをうろつき始めたときに乗っていたのはいつも国鉄ではなく阪急だった。何より俺は小学生のときに今はなき阪急ブレーブス子供会というのに入っていたので、近所の同級生やら下級生と連れ立ってよく阪急電車で西宮球場へ試合を見に行ったものだ。賑わいを見せている昨今のパリーグからは想像もできない位に当時のパリーグは観客数が少なく、よって小学生以下の子供は年会費1,700円を払えば、西宮球場で行われるブレーブスの全試合を無料で観ることができた。しかも内野席だ。が、こんなファンサービスがあっても席は半分埋まればいい方だったな。それくらい当時のパリーグは酷かった。けれども、俺にしてみればあれはあれで古き良き時代だった。昨今のプロ野球観戦は祭に近いものがあるが、当時のパリーグはじっくり試合を楽しむ場だったな。よって、スタンドには通が多かったように思う。そして、何より選手とファンとの距離が近かった。今は解説者で頑張っている福本豊などは現役を知らぬ人にとっては只のボケたおっさんかもしれないが、当時、福本や長池、そして山田や山口は俺にとって王や長嶋よりも身近なヒーローだった。試合前の練習時、スタンドから「福本さ〜ん!!」と声をかけたらボールを投げてくれたのは今となってもいい思い出だ。昨今は復刻フニフォームブームなので、ブレーブスのユニフォームで試合があるならば、ぜひ足を運ばねばならんと思っている。
21日
ほぼ毎日JRに乗るようになって約半年、どうもJRは電車の遅れが多いな。「人身事故により〜」というアナウンスがやたらと目立つが、飛び込み自殺する人は私鉄ではなくJRを選んで飛び込んでいるということか。まあ、あの尼崎事故の対応ぶりではそれも仕方あるまい。できれば毎日阪急を利用したいのだが、行き先の都合上JRしか選択肢がなく、あと数年我慢しなければならん。最も、JRにも利点はある。各駅停車にせよ新快速にせよ、阪急のそれより早い。特に各駅停車は駅の数が少ないのでその恩恵大であり、阪急のようなチンタラ感がなく小気味がよい。2線路あるので、特急の通過待ちがないのもいい。最も、俺は電車では本を読んでいることが多いので、多少遅いくらいはどうでもいい。要するに、俺は阪急に乗りたいということだ。
16日
先週夜の帰宅時のこと、玄関を開けようとしたら壁で何かが動いた。見ればヤモリだ。それも体長が5cm程の子ヤモリである。最近ヤモリを見ないので気になっていたのだが、彼らはしっかり子孫を残していたようだ。どうかこれからも我が家を守って頂きたい。反面、カマキリはここ数年見てないな。ヤモリと違って見つかれば近所の子供が放ってはおかないので、彼らも大変だろう。我が家で最も人気があるのはゴキブリだが、俺も最近ではすっかり慣れてきて、風呂場限定ではあるが、小さいのであれば空手チョップで退治する。害虫の定義とは自然の営みの環の中に属さず、我が子孫の反映のみを願う種族のことを言うらしいが、こうして文章にすると我々人間がその最たるものだろう。少なくともゴキブリは環境破壊しないからな。俺がゴキブリを叩くのは、さながら目くそと鼻くその戦いのようなものか。
13日
さて、今年の一つの山場を乗り越えて今日からまた普通の生活が戻った。と言えども、相変わらず忙しいのに変わりはないわけだが、それでも普通というのはありがたいものだ。「普通」に感謝。
翌月の雑記へ