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26日
録画してあった正月の特別番組「悪魔の手鞠歌」を見た。古谷一行版と比べては酷だが、過去に映画化ドラマ化されたものの中では出色の出来と言える。過去のどの作品にも見られなかったラストシーンでの犯人の狂乱振りには違和感を覚えたが、見苦しいまでの女の嫉妬心を表現した演出はあれはあれでありかなとも思う。こうなると俄然稲垣版の次作が楽しみだが、また一年後くらいだろうか。

22日
ありがたいことに、行きつけの店でふぐのひれを20枚ほどもらった。生の状態だったので乾燥が必要とのこと。網に並べて裏の洗濯機の上に乗せておいた。と、翌朝乾燥具合を見ようと網を見ればひれがない。一瞬何が起こったのかわからなかったが、猫に食われてしまったのだと気付くのに1分はかからかった。せめて一杯だけでもどうぞと言わんばかりに、俺と親父の分の2枚だけ残っていたのが泣ける。ひれに鼻を近づければ塩気の効いた海のいい香りがする。そりゃ、食うわな。あの3匹の内のいずれかだと俺は確信する。その昔、中国の将軍の馬が夜中逃げ出してしまった。翌日部下たちがその馬を必死に探すと、ある村で丸焼きにした馬を村人が寄ってたかって旨そうに食べていた。将軍の名馬を貴様ら許さんと、部下たちは村人全員お縄にして城まで引っ立てた。斬首を覚悟した村人だったが、彼らの前に現れた将軍はこう言った。「あれだけの名馬だ、さぞ旨い肉であろう。酒も持っていくがいい」。将軍は縄を解かせたばかりか、美酒の入った樽を村人たちに持ち帰らせた。後年、敵対勢力によりその将軍の城が攻め込まれた。もはやこれまでと覚悟した将軍だったが、貧弱な武装の一団が血路を切り開いて九死に一生を得ることができた。「どこの者か?」と将軍が訊ねると、「以前あなたに酒をもらった村の者でございます」と答えて死んでいったという。俺はこの話を思い出したので、牛乳で満たした容器を洗濯機の横に置いてやった。いつか俺が人生に困ったとき、今回の犯人がきっと助けに来てくれるだろう....ということにしておく。

21日
さて、年末年始はいろいろあったが少々落ち着いてきたので本日よりまたサイトの更新を始めようと思う。
今日は少々眠たい。というのもオバマ大統領の就任式を深夜生放送で見ていたから。立派なものだ。まずもって、他国の俺をしてその式典を見てみたいと思わせるところ。我が国首相の所信表明演説など見たいとも思わん。あの民衆の熱狂、立派なものだ。時期が時期だけに期待も大きいのだろうが、何より自分たちで選んだ大統領という自負があるのだろう。羨ましい。そしてスピーチ、立派なものだ。専門的な話はさておき、少なくとも彼は一度も下を向くことなく力強く話し続けた。官僚の書いた原稿を俯いて読み上げる我が国首相とは実に対照的な姿だ。式を見終えた後に清々しい感動を覚えたこの事実は果たして喜ぶべきか、悲しむべきか。

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