２６日
ホルモン話のついでに書いておくと、今ではすっかり観光地となった新世界だが元々は言わずと知れた労働者の街で、よって低価格高タンパクの食材であるホルモンを扱う店も多く、串かつと並んで新世界の名物となっている。そんな中でお薦めを一軒紹介しておくと、通天閣のすぐそばにある「もつ鍋屋」だ。その名の通りもつ鍋が売りの店で、店内は例えば「駒形どじょう」や桜鍋（馬肉鍋）「みの家」のような江戸風の入れ込みスタイルで、ただ東京の老舗と違うのは一人前７８０円という値段の安さだ。豚鍋やら地鶏鍋その他一品メニューも数多くあるが、やはり外せないのは看板のもつ鍋と生レバ。ここの生レバは強烈に美味い。東京ではもつ鍋といえば味噌仕立てだそうだが、関西では和風だしが基本でここのはあっさりしながらもコクがあって、俺は真夏であれ月に一度ここのもつ鍋を食わないと気が済まない。途中もつを２，３度おかわりしたら最後はチャンポンか雑炊、あるいはその両方。これで瓶２，３本飲んで５千円札で釣りが来るのだから泣かせる。もつ鍋屋はまだ観光客が少なく他の店のようになっては欲しくないのだが、みんなの中でＧＷに関西遊びに来る人はだるまの串かつ共々是非寄って欲しい店だ。食に興味ある旅行者ならば大阪に来たならば千とせの肉吸いも必ず行くだろ？ここでは肉吸いと玉子ご飯をセットで頼むのが定番となっているが、はっきり言っておすすめできない。肉吸いにも玉子が入っているので、それでは玉子を二つ食べることになる。よってただの白飯と肉吸いを注文し、肉吸いの中に入っている半熟の玉子をレンゲでもってご飯の上に移動させて醤油をぶっかけてぐちゃぐちゃとやってから肉吸いと共に食べるのが一番いい。せっかくのダシも玉子の黄身で濁らないので一石二鳥だ。これら以外に道頓堀「今井」のきつねうどん、ＮＧＫ横たこ焼き「わなか」、ＮＧＫそばにある「ぼてじゅう」あるいは「ゆかり」のお好み焼きでも食べれば一通り大阪名物は制覇したことになる。まあ、連休来る人は参考までに。
昨日ハンニバル・ライジングを観に行ったが、人気シリーズの番外編を無理矢理作ったような内容で、ファンには嬉しい作品だろうが、ハンニバルの冠がなければ全くの凡作だ。今夜放送があるハンニバルには遠く及ばない。
次回更新は５月７日を予定しています。ではまた連休明けに。
２４日
最近あまりいいＣＭがないなと思っていたら、俺はパロディー系のＣＭは好きではないのだが、安田大サーカスのこてっちゃんのＣＭはなかなかよく出来ている。狙ったというよりは何かの偶然でそうなったような馬鹿馬鹿しさの中にある仕上がりの良さだが、見ていて楽しい。で、この「こてっちゃん」だが、焼き肉屋の「てっちゃん」と比べれば油も完全に落ちており、俺には全く物足りない。家庭用に食べやすくしてあるのだろうが、やはりてっちゃんの醍醐味は表面のカリカリ感と甘い油のトロトロ感を同時に楽しむことであり、関西ではてっちゃんを売りにした焼き肉屋も結構多い。値段も安く俺にはぴったりの一品で、焼き肉シーズンが到来しつつある今年も大いに食べることになるだろう。最も、俺に言わせればてっちゃんは焼き肉全メニュー中食べるタイミングが最もシビアだ。適当に焼いたら食べられるカルビやロースなどとはわけが違う。説明は面倒なので省くが、そのタイミングを見極めて口に放り込んだときの美味しさはたまらない。内蔵系は食わず嫌いの人も多いようだが、せめて生レバとてっちゃんは一度口にしてみたらいいと思う。
２３日
我が家では毎晩食べたおかずを親父がカレンダーの余白に書き込んでいるのだが、どうも親父はなめろうという料理を知らなかったらしく、そこにはいつもナメトロと書かれている。まあ、わからぬでもない。ネギトロに似た料理なので、そうなったのだろう。いつまでも放っておくのも何なので「ナメトロちゃうで、なめろうやで」と言ったら、今度はナメロンと書かれてあり思わず笑ってしまった。まあ、我が家は今日も幸せということだ。
１７日
先日日曜今季初めての甲子園観戦となった。観戦については過去何度も書いたので置いておくとして、この日の俺の食事は朝コンビニのサンドイッチ、昼甲子園でサザエ串焼き、オム焼きそば、冷凍枝豆、スナック、ビール３杯、夜帰りに梅田で一風堂のラーメンとライス。久しぶりにスナックを食べたせいか胃が気持ち悪い中、家に帰って風呂入ってＴＶ映画ブラックホーク・ダウン、続いて情熱大陸、続いてＮＨＫアーカイブス瀬戸内の春と停留所。見終えたのが１時でぼちぼち寝ようと思ったが、小腹が空いてきたので冷蔵庫を開ければ親父の弁当の残りなのか玉子焼きと焼き鮭があったのでそれで茶漬けを食った。するとどうだろう、それが感動的に美味しかったのだ。やはり日本食は素晴らしい！というこの一言が言いたかった今日の雑記。
１６日
東京には想像力を加味しない限り江戸を忍べる場所など残っていないだろうが、その点京都はまだギリギリセーフだ。もちろん極限られた場所での話だが、例えば繁華街で有名な祇園ではあるが、八坂向かって左手のネオン街ではなく、右手の一力茶屋を入って少し前進したら左に折れた辺りの話。この界隈は昼間に行っても大して面白くないのだが、夜になるとその光景が一変して何ともいえない幻想的な雰囲気に包まれる。知らない人が通ればただの町屋の町内にさえ見えなくもない静かな空間だが、これ全て料理屋である。おそらくは日本一の飲食店密集街だろう。それが看板一つなく異様に静かなのだ。今は小道にタクシーも通るけれど、「ああ、江戸時代もこうだったのだろうな」と、坂本龍馬や土方歳三もきっとここを歩いて同じ風景を見たのだなと思うと自然背筋が伸びる。京都に観光に来る人は祇園小橋がある方へは必ず行って写真撮るだろうが、むしろ俺がおすすめなのは上記に書いた場所だ。このタイムスリップ感をぜひ味わってほしい。昭和初期のレトロなタイムスリップなら他にもあろうが、繁華街にして江戸時代にタイムスリップできる場所は日本全国探してもそうあるまい。夜の八坂神社もおすすめだ。わざわざ夜に行く人は少ないが、ひとけのなくなった境内に提灯の灯がとてもいい雰囲気だ。五条大橋たもとにある料理旅館も観光案内には載らない見所の一つだ。千と千尋の神隠しのあの風呂屋はここがモデルになったのでは？というくらいにあの雰囲気だ。ＧＷに京都旅行の人は是非セットで散歩すべし。
１２日
先日放送された鬼平犯科帳はなかなか楽しめたが、当小説とは切っても切れない軍鶏鍋のシーンが実にあっさりしていたのは気に入らない。池波正太郎の時代小説には随所に食べ物のシーンが出てくるがこれも一つの見所で、ファンはこのあたりの描写も楽しみにしている。その点去年放送された仕掛人梅安は根深汁やら大根の煮込みをこれでもかというほどに演出していてファンも納得の作りでだった。amazonで買ったままにしてあった山本一力の「あかね空」を今読み始めたところだが、こういう江戸下町の庶民の話も面白いものだな。もうすぐ映画として公開されるそうだが、このジャンルは全く未開拓であるので何かおすすめあるだろうか？
１０日
ＴＶのニュースで東京のタクシーがちらっと写ったときにＹＭＯのソリット・ステイト・サバイバーのジャケットがそのまま広告イメージとなって窓に貼り付けられていたのだが、一体何の宣伝をしているのだろう？キリンラガー絡みか？ファンとしては大いに気になる。誰か知っている人がいたらぜひ教えてもらいたい。
９日
週間天気予報を見る限り今年の大阪京都の桜は長持ちしそうだ。今週末でも花見ができるかもしれない。俺はといえば、今週平日どこか午前中で仕事を終えて昼から一人で河原町へ行ってみようと思っている。近所にも桜はあるのだが、京都の桜は年に一度肉眼でしっかり見ておきたい風景だし、店で食べる楽しみもある。河原町で小腹が空いたらいつもは三条まで歩いてみよしのラーメンを軽く食べるが、桜の季節だけはちょっと格好付けて午後の中途半端な時間帯にいずも屋あたりで一杯飲みたくなる。あるいはもっと格好付ければいづうのさば寿司と冷酒などという組み合わせもあろうが、まあ、俺には１０年どころか１００早い。これが様になるのは生粋の京の旦那集くらいだろう。要するに俺には無縁の世界ということだな。いづ重のさば寿司ならば俺もそこまで貫禄負けはせぬが、この店はいなり寿司の持ち帰りがおすすめだ。少々小ぶりだが５個３５０円と安い。俺が河原町界隈で何か弁当買うときはほぼこれかいずも屋のうなぎ弁当だ。で、いずも屋のうなぎでちびちび飲みつつ日暮れを待って高瀬川や祇園、八坂の桜を見に行くのが楽しい。気が向けば清水まで足を向けて舞台でぼけっと夜景眺めつつ夜の風で酔い冷まし。そしてやっぱり最後はみよしのラーメン。年に一度のこんな日が今週俺に訪れるだろう。
５日
先日、念願の佐世保バーガー「ログキット」」をやっとこさ食べることができた。当たり前だが、マクドに比べれば断然美味しい。ちょっと甘口で香ばしく焼けたパンズが特に美味しいと思った。サイズはでかいが、男なら満腹まではいかない。食べた後は一度食べたしもうこれでいいや、と思っていたが、まだ４日しか経ってないがまただんだんと食べたくなってきた。大阪駅前ビルにある店舗がが関西初上陸だが、俺が食べたのはJR京都伊勢丹のラーメン横町と同じ場所にある店だ。JR京都駅に行ったときはついでにどうぞ。
３日
今日は画期的な一日となったのでここに記しておこうと思う。今まで思い付いてはありとあらゆる技法を試して絵を描いてきたがそのほとんどは失敗に終わり、途中で仕上げるのも面倒になってくる出来損ないの山を築いてきたが、本日「これは使える！！」という技法を発見した。レベルは違えどこれはエジソンの電球が点いた時の気分と同じものだろう。俺はどんなに笑われようが理解されなかろうが世界で唯一無二の絵を描きたいと思っているが、今発見はその精神にも合致するし何より美しい。まだ極めて初期段階なのでこれから煮詰めていくのが楽しみだ。そのうちサイトでも披露できるだろう。今夜は高級ワイン空けるだけの価値がある。
２日
これは定期的に書くことなのだが、フォームで相談などが送られてきた場合アドレスの記入がなければ俺からは返信ができないのだ。深刻な相談が長文で書いてある場合など返事できないのがとても気の毒に思う。きっと送った本人にしてみれば今か今かと返事を待ち、結局何も来なくて馬鹿なことを相談してしまった、などと思っているのだろう。不憫だ。
翌月の雑記へ