30日
今回本場広島でのひろしま焼きというものを初めて食べたが、どの店でも皿に乗って出てくるのが特徴的だった。大阪ではお好み焼きでも焼きそばでも必ず鉄板の上で食べさせてくれる。鉄板のカウンター席は言うに及ばず、離れたテーブルに一人で座っても注文と同時に必ず鉄板に火を入れてくれる。今までそれが当たり前だと思っていたが、これも一つの文化のようだ。ついでに書くと、経験上関西以外の人間と話したときに通じない言葉の最たるものとして「みずや」がある。「みずや」とは食器棚のことで関西では極めて日常的な言葉だが、これが全く通じない。最も最近よくある洒落たシステムキッチンに付属するような食器棚を「みずや」と言うのは違和感がある。やはり「みずや」は木製でなければならん。「いんじゃん」も通じないな。両者じゃんけんのこと。ガキの頃は誰だって「いんじゃん、ほい」とやる。最初はグーなど要らぬ。「じゃいけん」とも言うな。話戻って、ラーメンや焼き肉、カレーと同様たまに強烈にお好み焼きを食べないと気が済まなくなるのは関西人だけか?概ねそういうときは日清焼きそばUFOでごまかすが、よって関西ではどこの町内でもよくある儲かっているのかいないのかよくわからぬお好み焼き屋がいつまでも存続することができる。
23日
そういえばひろしま美術館には常設展示では唯一の日本人画家である藤田嗣治の有名な横たわる裸婦の絵もあった。最近美術系の番組でとてもよく見かける絵だが、いくつかバージョンがあってその内の一つがあったということなのだろうか?あるいは一点ものなのか?番組によればかのピカソがこの絵の前に3時間も立ち尽くしたという。藤田にしか出せないと言われた磁器のような白い肌は少し退色が始まっていたものの、やはり他の画家のそれとは明らかに違う。日本人ゆえの器用さなのか、絵に接近して観ても油絵によくある粗が少ない。輪郭線は面相筆で描かれていると番組では言っていた。そんな今話題の絵がひょっこり視界に入ってきたものだからひろしま美術館ではたいそう驚いた。
16日
大相撲中継を見ていて良いと思うのは、力士が一切唾を吐かないこと。昨今野球中継でもサッカー中継でも選手がやたら唾を吐くシーンを目にするが、正直見ていて不快感を感じる。通勤途中自転車こぎながらタンを吐くオッサンなど論外だが、大相撲には最近のスポーツによくあるそのような不快感が全くない。これは日本の国技として誇るべきことだろう。土俵は神聖な場なので唾を吐かないのは当たり前という意見もあるだろうが、それならグラウンドやピッチも同じはずだ。そういう理由によりヤンキースのリベラという投手はとてもいい選手なのだが、中継見ていて彼が出てきたら俺はTVを消す。
8日
9日も休むとさすがに初日はだれる。今回のGWの目玉はひろしま美術館だった。ここに展示されているゴッホ作「ドービニの庭」を見に行って来たのだ。1枚の絵を見るためにわざわざ新幹線で広島行くとは俺にしてはとても贅沢な一人旅となった。ちょこちょこ写真も撮ってきたので、次回から泉大津はしばらく中断してこっちを紹介しようと思う。
9日
日曜、月曜と放送されたNHKスペシャルプラネット・アースはとても素晴らしかった。今夜と明日も素晴らしいと思うので時間があれば見るといいだろう。
翌月の雑記へ