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ご主人様の写真館が更新されて、ご意見BBSもできたけれど、

書き込みが少ないのでちょっと淋しい。

でも、ご主人様には直接、感想メールが届いているらしい。

「不思議なことに、男性はイメージっぽいのがいいと言って、

女性はバイブとかが入っているのがいいと言う」とうかがった。

なんとなく、わかる気がする。

女性のほうがいつも現実的なのかもしれない。

レディースコミックのバイオレンス・シーンが、

アダルトビデオの「ライブ」もの以上に激しかったりするのも、

心のどこかに「犯されたい」という願望がある女性は案外多いのかもしれない。

かおるは、赤いレースの向こうでポーズをとっているものとか、黒いバックの前のものとか、

イメージものもきれいだと思うけれど、ご主人様のスペルマをかけていただいた口元がいやらしいと思う。

それは写真が、ではなくて、もしかして、思い出すから感じるのかもしれない。

バイブが挿入されている写真は、ショッキングだったけれど、やはり何度も見てしまった。

アップされていないけれど、ご主人様を咥えさせていただいている写真はすごく感じる写真だし、

お尻の穴から流れ出る精子の写真も好きな1枚だ。

そうした写真を1枚1枚見ていると、ご主人様の写真の才能を、つくづくと感じる。

「カメラがいいからだ」とご主人様は謙遜しておっしゃるけれど、

シャッターのタイミングによって、写真はよくも悪くもなるのだ。

ご主人様はすばらしい感覚を持っていらっしゃると、かおるはいつもいつも、感動する。

そんなご主人様の写真がどのくらいすばらしいのか「客観的に」どなたかに観ていただきたいと思い、

かおるはあるSM小説の巨匠が主宰する(?)出版社にメールを出した。

「どれも美しい写真ばかりで、スタッフ一同、感動しました」と返事が来た。

そして、どうしたわけか、かおるはそこの編集部に、のこのこと出かけることになった。

それについてはまた後日レポートをすることとして。

今日は書店で、とよた真帆がモデルをしている「AMBIENT M MAHO TOYOTA」(ぶんか社 3800円)

という写真集を買った。

撮影者は安珠。

もとモデルの、女性カメラマンである。

モノクロの表紙の変形A4サイズ、厚さ2cmほどの本は、ご多分に漏れず(?)ビニールに包まれていた。

店員の目を掠め、ビニール袋をはがして中を見ると、荒縄にしばられたとよた真帆がいた。

忙しかったのであわてて袋を戻して、購入した。

安珠はなかなかきれいな写真を撮るな、と思った。

篠山紀信のような、なんといか、小学館的なファッション写真だ。

昔ながらの色襦袢や、古びた家屋、京都の竹林など、ロケーションとスタイリングがすごいと思った。

ご主人様でさえ、まだ使ったことがないという荒縄(かおるが最近あこがれているもの)

の縛りについては、巻末クレジットに Rope Artist:GO ARISUE とある。

アシスタントの「ロープ・アーティスト」もいてあたりまえだろうと思われる、

ダイナミックな縛りがたくさんあって、どきどきと・・・どきどきと・・・? 

しない? 

なぜ?

とよた真帆ってとてもきれいなのだ。

美人だ。

はっきり言って好きな女優ではなかったけれど「こんなにきれいな人だったんだ」と思った。

でもそれだけなのだ。

写真としてはきれいなのだけれど、そのどれもが、虚ろなマネキンのような、

ただのオンナが写っているだけだ。

ご主人様の写真に比べると「情念」のようなものがない。

それがいいか悪いかというよりは、好き嫌いの問題かもしれないけれど、

なんだか張り合いのない写真に仕上がっているように感じた。

とよた真帆が痩せすぎているからかもしれないけれど・・・。

あるいは、とよた真帆自身が感じていないからかもしれないけど・・・。

かおるは、同じロケ地で、同じコスチュームで、ご主人様が撮影したら、どうなるだろうと想像した。

縛っていただいて凛としているのも、それはそれでよいかもしれないけれど、

かおるは、どちらかといえばめろめろになっている姿が好きだ。

めろめろになっているときには、撮影していただいているかどうかなどはまったくわからない

トランス状態になっていることが多く、そんなときに撮影されたものを見ると、

本人とはほど遠いほどステキな表情で写っている。

そんな表情をすかさず見つけて撮影してくださるのは、ご主人様だからだ。

やっぱりご主人様はすごい。

かおるは昨日、いくつか、緊縛写真のサイトをネットサーフした。

あるところは、「縛って、撮影したものをサイトを公表してほしい」という女性たちが

たくさん掲載されていたけれど、写真としてすばらしいとは思えなかった。

女性たちも「ご主人様」と敬愛するよりもなによりも、「縛ってくださってありがとう」と、

案外あっさりと卒業していくのである。

ご主人様いわく、「調教師」と「緊縛師」の違いだそうである。

(ご主人様のサイトもそうだったらよかったのに)

また一方では、エナメルのブーツに皮の拘束具をつけた「いかにもSM」という、

すごくかっこいい写真が掲載されているサイトがあった。

写真にデジタル処理をして「アート」になっていて、カッコイイけど、

クールすぎるじゃないの、って思った。

それはそれでステキだけど、かおるは「クール」だけじゃなくて「WET」な雰囲気の写真が好きだ。

きれいなだけじゃなくて、画面からドキドキ伝わる何かを発信している写真に感動する。

まあ、なんだかんだいって、かおるはご主人様の大大ファンなので、

一般的にはどうなのかなあと思わなくもないのだけれど・・・。