十月だというのに夏を思わせる日曜日、彼女の地元とは程遠い某郊外都市でプレイは実行された。
午前十一時に彼女と落ち合うと、私たちは百貨店やらコンビニやらファーストフード店などを回った。
男性トイレの個室に先日選んだ彼女の写真を貼るためだ。
写真はスキャンして五十枚程プリントアウトしておいたが、次のようなメッセージが添えられている。
「私はどうしようもない淫乱です。本日一時以降に私を犯して下さい。興味があれば090・・・・・・・・まで電話下さい」。
番号は彼女自身のものではなく、私のプリケーのものだが、今日だけは彼女が持つことになっている。
予定より早く五十枚全て貼り終えた。
その間にも二回携帯が鳴ったが、彼女が応じると直ぐに切れた。
いたずらだと思っているのだろう。
無理もないが....